久しぶりの更新です(^^;)
以前、こちらの記事で「不安と恐怖を乗り越える方法」をお伝えしました。
(参考: 「不安と恐怖を乗り越える方法」 )
そして、最近、ある方とのセッションを通じて、「やっぱり、恐怖の克服は大事だな…」と強く感じるようになったので、今回、あらためて恐怖について深堀りしたいと思います。
そもそも、「恐怖とは何か?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
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「恐い」という感情、生存本能、心のブレーキ…などなど色々な表現方法があると思いますが、私が行きついた答えは、
「大切なものを失いたくない!」という強い感情です。
ポイントは「大切なもの」です。
これは人によって異なりますが、一般的に命、お金、健康、家族、時間、友人などは多くの人が共通して「大切だ」と思っています。
これらを「失うかも・・・」と思ったら当然、恐怖ですよね。
そして、上記以外でその人固有のもの、例えば「お世話になった〇〇さんから頂いた手紙」などは、他の人からしたら何の価値も感じられないものですが、本人にとってはもの凄く大切なものだったりします。
これはその人がもっている「価値観」によります。
もし、あなたが「楽しむこと」を大切にして生きているなら、
楽しめない職場環境や人間関係は恐怖でしかありません。
また、「秩序」を大切にして生きている人であれば、
変化の激しいベンチャー企業や、ルールが厳格でない異国でのビジネスはきっと苦痛以外の何物でもないでしょう。
つまり、人が感じる「恐怖」はその人がもっている「価値観に基づく大切なもの」を失ったり、傷つけたりする可能性からくる感情なのです。
重要なので、もう一度お伝えしておきます。
「恐怖」とは 「大切なものを失いたくない!」という強い感情です。
そして、ここからが本題ですが、そもそも、
なぜ、恐怖を克服することが重要なのでしょうか?
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その一番の理由は、「行動を止めてしまう」からです。
「恐怖」の感情が行動を止めるブレーキになってしまうのです。
そして、その原因が「大切なもの」を失うかもしれないという可能性です。
ここに、恐怖を乗り越えるヒントが隠れています。
つまり、恐怖の感情は「大切なもの」を守るために起こる防衛本能です。
しかし、その守るべき対象が「本当に大切なのかどうか?」ということに、多くの人が疑問をもちません。
恐怖を感じた瞬間、無意識的に「失うかもしれないもの」は「大切だ」と思い込んでいるのです。
この「〇〇は大切だ」という思い込みを「制限となるビリーフ」と言ったりします。
例えば、「人前でしゃべるのが怖い…」こういった方は案外多いでしょう。
この場合、その人が感じるのは次のような感情だと思います。
- 上手く喋れるだろうか
- 緊張するのが恥ずかしい
- 余計なことを言って聞いている人を不快にさせたらどうしよう
- しょうもない話をしているなと思われたらどうしよう
- つまらないと思われたら嫌だな
いかがでしょう?
もしかしたら、ピタリと共感する方もいるのではないでしょうか?
そして、これらが複雑に絡み合った結果、「怖い」という感情になるのです。
では、この複雑に絡み合った感情は「何を失うこと」からくる恐怖なのでしょうか?
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答えは、「セルフイメージ」です。
人は「自分は〇〇だ」というセルフイメージを持っています。
そして、そのセルフイメージが失われたり、傷ついたるするときに大きな精神的なダメージを受けます。そのため、そうなる可能性がある場合に恐怖を感じるのです。
ここまでくれば、恐怖を克服する方法は自ずと見えてきますよね。
そう、セルフイメージを変えることです。
もし、あなたが「なんでこんなことで自分は恐怖を感じるんだろう・・・」と疑問に思うことがあるなら、一度、自分のセルフイメージについてよく見つめてみると良いかと思います。
「今、人前に立って喋ろうとしている自分はどんな自分なのか?」…と
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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