決断のコツ

人生を好転させていく上で、「決断」はとても重要です。

「決断」は変化を起こすためのスイッチのようなものですから、それができないと、成長や前進は望めません。

よく、「変わりたい…」「変わりたい…」と連発するわりに、一向に実践しないタイプの人はこの「決断」が苦手な人です。

とはいえ、「決断」が大事だとわかっていても、なかなかできない…

という方も多いと思うので、今回は「スムーズに決断するための3つのコツ」についてお伝えします。

1.理想の未来を具体的に創造する

自分が望む理想の未来像は「決断」を促す大きなエネルギーになります。その未来像をできるだけ具体的に想像することで「実現したい!」という欲求が高まり、決断を促してくれます。わかり易いと思うので「告白」を例にご説明します。

好きな人と「付き合いたい!」と思っていても、実際には「断られたらどうしよう…」と考えてしまい、なかなか言い出せない・・・といった経験ってありませんか?

これは「自分が望まない未来」を創造して、その不安や恐怖が原因となって「告白する」という行動にブレーキをかけてしまっている状態です。

そこで、「断られる」という前提を「OKしてもらえる」という前提に変えてみましょう。

あなたは、好きなあの人に「付き合ってください!」と告白をし、見事OKをもらいます。そして、そこから望むような素晴らしい毎日が始まります。

一緒に映画を見て、笑ったり、涙したり、レストランで美味しい食事をして心身ともに癒されたり、買い物に出かけてお互いの好き嫌いを発見し、新鮮な気ちになったり、時には励ましあったり、暖かい気持ちになったり・・・

こういった具合で、「理想の未来」を具体的にイメージし、わくわくした状態になれば、最初の一歩である「付き合ってください!」という言葉を伝えることもよりスムーズになると思います。

つまり、「理想の未来」を具体的に想像することで決断のハードルが下がったといえます。

2.「行動しない」場合の最悪の未来を創造する

先ほどは「理想の未来」でしたが、今度は「最悪な未来」です。もしかすると、こちらの方が効果的という方がいらっしゃるかもしれません。

「告白しない」ことによって起こる最悪の未来を創造します。ポイントはできるだけ深刻に最悪の未来を創造するということです。そこから生まれる感情が決断のエネルギーになります。

あなたは好きなあの人に結局、告白をすることができませんでした・・・そして、そのことをずっと後悔して生きていくことになります。

自分の想いに正直になれず、好きだったあの人に気持ちを伝えられなかった・・・自分は勇気がない人間だ・・・もし告白していたらもっと素晴らしい人生だったかもしれない・・・

そうやってくよくよと告白しなかった自分を責めて生き続けることになります。

それが原因で自信をどんどん無くし、何をするにしても自信がもてない自分になり、やりたいことも自由にやれず、つまらない人生を過ごすことになってしまいます・・・本当にそれでいいんですか?

いかがですか?自分が望まない人生を歩むと考えたら「そんなの絶対に嫌だ!」という感情が芽生えてきますよね。そして、その勢いで必死になって告白すればいいのです。

こちらは「最悪の未来」を創造することによって、決断が促されるパターンです。

3.直感にしたがって行動する

3つ目が一番パワフルでスピーディです。まず、自分に「どうしたい?」と尋ねます。そして「付き合いたい・・・」と思ったら、即連絡をとって「話したいことがあるから・・・」とアポを入れます。ここまでは何も考えません。

予定を入れた後、何を伝えるかは考えますが、お気づきの通り、もうすでに決断できているのです。

ポイントは心の声に従って、即行動を起こすことです。結局は「思考」が行動を止める原因になっているので、直感にしたがって行動すれば決断の必要がないのです。(実際には直感に従った時点で決断している)

もちろん直感がズレていることもあるので、なんでも直感→即行動というのはオススメしませんが、散々悩んでそれでも決断できないときは、直感に従って即行動してみましょう。

大切なのは行動することです。行動することからしか新しい現実は生まれません。あなたも、ぜひ、決断・即実行の名人になって理想の現実をどんどん作っていってください。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

ビジネスコーチ 森山洋光

ABOUTこの記事をかいた人

「自分商品型」専門のビジネスコーチ。全米NLP協会公認トレーナー。39歳の時、コーチングでゼロから起業し、70日で578万円の収益をあげる。経営者、士業、起業家、副業で稼ぎたいサラリーマンや主婦を対象にコーチング・コンサルティングを通じてビジネス作り出し、成長させる方法、自己変革を起こす方法、人へ影響力を発揮し動機づける方法を独自に体系化した方法でわかり易く伝えている。