皆さんは、日々の生活の中で、
どんなものに影響を受けていますか?
1日の始まりを考えると、
目覚まし時計の音
ベットや布団の感触
窓から入ってくる木漏れ日
鳥のさえずる声
朝ごはんのにおい
スマホで見るSNSの画面
家族の会話する声・・・
などなど、実に多くのものに
影響を受けています。
我々人間は五感の生き物なので、
見るもの、聞くもの、感じるもの
全てから何らかの影響を受けています。
また、内部にある記憶や創造にも
影響を受けています。
影響受けまくりです(^^;)
では、これらの中で、
私たちの「意識」に最も強く影響を
与えているのは一体何でしょう?
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そのヒントになるのが、
ロバート・ディルツが開発した、
ニューロ・ロジカル・レベルという概念です。
簡単に言うと、人間の意識レベルは
階層構造をとっていて、
より上位の概念が下位の概念に
影響を与えているという考え方です。
上の図を見てください。
上から、
自己認識>信念・価値観>能力>行動>環境
となっています。
人はよく、「環境の生き物」と言われますが、
実は環境は、意識レベルで言うと最下層にあり、
環境からの影響は一見低そうに思えます。
しかし、実際は環境がその人の人生に
与えている影響は絶大です。
家が商売をやっているから、
それを継がないといけないとか。
長男だからしっかりしなきゃいけないとか。
家が貧乏だから質素な生活を
しなきゃいけないとか。
結局、環境が重要でしょ?
と思いたくなる現実が
世の中には沢山あります。
では、このニューロ・ロジカル・レベル
一体どのように解釈すればよいのか?
それは、サッカーの「本田圭祐」選手が、
とても参考になる例だと思います。
本田選手は、今では、誰もが知っている
サッカー界のスーパースターですが、
その生い立ちは、小学校の頃に
両親が離婚し、決して恵まれた環境とは
言えなかったと言います。
そんな彼が小学校の卒業文集で書いたのが、
次の文章です。
’’ ぼくは大人になったら、
世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、
大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれて
ヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。 ’’
いかがでしょう?
かれは中学校からガンバ大阪のジュニアユースに
入団しましたが、家長、安田といった
優れた選手に埋もれ、
ユース昇格はできませんでした。
しかし、どんな逆境にも負けず、
彼は努力を続け、見事、小学校の時の夢を
果たしたのです。
この例こそが、例えどんな環境であっても
「自己認識(アイデンティティ)」が
その人の運命を変えるほどの影響力を
もつことの証明ではないでしょうか?
「環境」は重要です。
しかし、「自己認識(アイデンティティ)」は
もっと重要なのです。
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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を作り上げる方法もトレーニングでお伝えしています。
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