人間が発揮する能力は一体、どのようにして決まると思いますか?
もちろん、その人がもともともっている知力、体力、精神力などその人の資質に依存する部分もあると思いますが、実はそれより重要なのが状態(ステート)と言われています。
仮に潜在能力100の人が、50%の力を発揮したら、その能力は50です。しかし、潜在能力70の人が80%の力を発揮したら、その能力は56で、潜在能力100の人に勝ってしまいます。
つまり、もっている潜在的な能力よりも、持っている能力を発揮できるかどうかの方が重要ということです。
そもそも、私たち人間は若干の程度の差はあれ、一人一人の能力にそれほど大きな違いはありません。
仮に、一般の人が50mを8秒で走るとします。そしてどんんなに足の速い人でも半分の4秒で走れるなんてことはほとんどありません。早くてもせいぜい、6秒、7秒台でしょう。
つまり、一般的な人でいえば、持っている潜在能力はほとんど差がないということです。
しかし、結果を出す人とそうでない人を比較した時、その結果には2倍どころか、5倍、10倍と大きな違いが生まれるのは一体、何が理由でしょう。
それが、状態(ステート)の違いです。
例えば、オリンピックなどの大舞台でいつも素晴らしい結果を出す人がいる一方、実力的には申し分ないのに、いつもイマイチの結果しか出せない選手がいたりします。
よく、「本番に強い」などいいますが、これは本番で持っている能力を発揮できるだけの状態(ステート)が作れているかどうかで決まるのです。
スポーツに限らず、人前でプレゼンする時や、1対1でコミュニケーションをとる時もこの状態(ステート)が結果に大きく影響してきます。
もしあなたが、ごく平均的、もしくは平均以下の能力しか備えていなくても全く気にする必要はありません。要は、持っている能力を最大限に発揮できる術を身に着けていればいいのです。
世の中のほとんどの人は自分のもっている能力のごくわずかしか発揮できていませんから、もしあなたが、もてる能力を最大限に発揮できれば、突き抜けた結果を出すことができるでしょう。
そして、あなたが持っている能力を最大限に発揮するための状態(ステート)の作り方ですが、具体的にはVAKと呼ばれる視覚、聴覚、体感覚に巧みにアクセスする手法がとられます。
あなたが、最高の状態(ステート)の時には、何が見えているのか?
何が聞こえているのか? そして 何を感じているのか?
こうしたアプローチで自分が最高の状態(ステート)を作れるように日々トレーニングしておけば、いざ、本番を迎えた時も最高の 状態(ステート) で臨むことができるようになります。
ぜひ、VAKにアクセスして、最高の状態(ステート)で、最高の結果を生み出してください!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ビジネスコーチ 森山洋光
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