昨日は知人が主催する交流会に。
たくさんの人が集まっていて、
大盛況でした。
自分でも何度かやって、
交流会やセミナーなど、
イベントの大変さを知っているので、
毎回、関心させられます。
主催者の方、いつもありがとうございます。
そんなイベントに参加して、
時々思うことがあるのですが、
それは、「これから起業したい!」
と起業後の夢を語っている人に対する違和感です。
もちろん、全ての人ではありません。
一部の人です。そしてその人達の特長は、
「夢ばかりを語る」です。
これは社会人経験の少ない方に
多い傾向だと思いますが、
私はこれから起業して、
◯◯を実現したいんです!
そして、云々かんぬん…
志は素晴らしいですが、
具体的な戦略や行動がなければ、
少々、聞くのがしんどい…
親しい間柄なら聞けますが、
初めて会った人の夢物語を一方的に聞かされるのは
決して、楽しいものとは言えません。
もちろん、聞く側の姿勢にもよりますが…
このような話をすると、
「森山さんって冷たいですね…」
と感じる人もいるかもしれませんが、
実際のところ、世の中は以外に冷ややかで、
基本的に、人は他人の夢にあまり関心がありません。
悲しいけど、それが現実です。
よくよく考えてみてください。
今、あなたは、全く知らない誰かの夢に、
関心をもてますか?
もちろん、相手が有名人や、自分の家族、
親しい知人や仲間であれば話は別ですが、
一般的には、人は他人の夢(もしくは他人そのもの)に、
関心がないのが普通です。
人間というのはそういう生きものなんです。
しかし、ある一定の条件が満たされた時、
人は急に他人の夢やビジョンに興味を持ち出します。
それは、自分と何かしらの共通点があった場合。
つまり、他人事から自分事になった時。
だから、共感が大事なんです。
全ての人は自分中心の世界で生きてます。
もれなく全ての人です。
時々、他人軸、他人に合わせて生きている
という人もいますが、本質的には
これらの人も自分中心です。
自分以外の何かに合わせて生きる
という自分独自の信念、価値観をもっているだけです。
どんな人でも一番興味があるのは自分、
そして、その自分に関係があるから、他人に興味を持つ。
それが人間の本質です。
ですから、起業する人は、
自分の夢を自分ごとではなく、
相手に関係のあることとして語る必要があります。
いかに自分の夢やビジョンに相手を巻き込めるか?
これが起業家だと思います。
そして、その夢を語る以上に、
行動します。
行動をしていないうちは、
起業家とは言えません。
もし、起業家が何か?と聞かれたら、
それは既に起業している人と答えるでしょう。
今の時代は、IT技術も進み、
誰でも簡単に起業できる時代です。
ですから、起業そのものよりも、
何をやっているかが重要です。
起業したら、年齢も、
過去の経験も、
学歴も家柄も、
何も関係ありません。
あるのは実績だけ。
だから、語る前にやってみる。
やったことだけ語る。
そんな起業家でありたいものです。
20代で起業に失敗し、
それまで積み上げてきたものと、
夢や希望を失った。
でも、自分の人生を諦めきれずに、
39歳で再び起業にチャレンジした、
私からのメッセージです。
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