自分を磨く

先日、お世話になっている方のご協力を得て、
「自分磨きの会」なるものを立ち上げました。

趣旨は内面と外面をともに磨いて、
カッコイイ大人になろうというものです。

立ち上げから10名弱の方にご参加いただき、
小規模ではありますが、意識の高い方々と一緒に
会をスタートできて、本当に嬉しい限りです。

今後は、「自分磨き」に関する記事も
このブログで投稿していきますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪

とはいえ、そもそも「自分磨きとは?」
という疑問もあるので、今回は、
「自分を磨く」ということについて、
私の考えを書いてみました。

みなさんは「自分を磨く」と聞くと、
どんなことを想像しますか?

ファッションの知識やセンスを勉強して、
オシャレな自分になる・・・

スポーツやトレーニングで体を鍛えて、
引き締まった美しいボディになる・・・

自分の好きなことや得意なことを突き詰めて、
その道のプロフェッショナルになる・・・

仕事をバリバリこなして、
やり手のビジネスパーソンになる・・・

規則正しい生活、質素倹約な生活を送り、
修行僧のような生き方をする・・・

人によって様々だと思いますが、
これらすべてに共通するのは、
「目指すべき理想の自分がある」
という点だと思います。

そして、「磨く」というからには、
何かしら負荷や圧力をかけたり、
余計なものを取り除いたり、
そんなことが必要かもしれません。

私が考える「自分磨き」のイメージは、
日本刀を作るそれと似ています。

日本刀の原料は玉鋼(たまがね)
という金属の塊です。

玉鋼は砂鉄と木炭を高温で長時間
燃やして作られます。

できあがるまでに数十トンもの木炭と、
三日三晩の監視が必要らしいです(^^;)

こうして誕生した玉鋼は鍛錬所に運ばれ、
高温で熱せられ、何度も何度も鍛錬され、
その純度を増していきます。

途中、「折り返し」と呼ばれる工程で、
薄く延ばされた鉄を何度も折り返し、
ミルフィーユのような多層構造の素材に
変化していきます。

そしてここから、炭素含有量の少ない
柔らかい芯金(しんがね)を、
炭素含有量の多い硬い皮金(かわがね)で包み、
さらに叩き延ばしていきます。

この柔らかい芯と硬い表面の二重構造が、
しなやかさと高い強度、鋭い切れ味を実現しています。

そして、最後は焼き入れ、研磨という
工程を経て、美しい外観へと変化します。

こういった構造上の特徴や、
製法の技術によって日本刀は、
武器としての優れた性能と、
芸術品としての美しさを兼ね備えた
存在になっているのです。

これを人間に例えると、どうでしょう?

玉鋼は生まれたての赤ちゃんです。

私たち人間は家族の熱い愛情に見守られながら、
沢山のものを受け取って誕生します。

その後、社会で様々な経験をつみ、
世間に揉まれながら成長していきます。
時には痛い思いもするでしょう。

そして知識や技術を身に着け、
それを繰り返し活用し進化させることで、
成長していきます。

心は芯金で、知識や技術、外見は皮金です。

優れた日本刀は純度が高く、芯の部分は柔らかく、
刃の部分は硬く鋭く研ぎ澄まされています。

純度が高いというのは、
余計なものが入っていないということです。

純粋な心
純粋な知識
純粋な技術
純粋な肉体
純粋な身なり

これらで自分自身を作っていく、
そのための鍛錬をし磨いていく、
これが「自分磨き」なのかなと
考えています。

そう、「自分磨き」とは、
心、知識、技術、肉体、身なり
を鍛錬して磨いていくこと。

そして、理想の自分に向かって、
それらを実現していく人の集まりが、
「自分磨きの会」です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

「自分商品型」専門のビジネスコーチ。全米NLP協会公認トレーナー。39歳の時、コーチングでゼロから起業し、70日で578万円の収益をあげる。経営者、士業、起業家、副業で稼ぎたいサラリーマンや主婦を対象にコーチング・コンサルティングを通じてビジネス作り出し、成長させる方法、自己変革を起こす方法、人へ影響力を発揮し動機づける方法を独自に体系化した方法でわかり易く伝えている。